AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略称で「男性型脱毛症」の意味です。成人男性に発症する進行性の脱毛症のことをいい、一般的な症状としては、だんだんと額が後退して頭頂部が薄くなるのが特徴です。AGA(エージーエー)の発症年齢や進行の程度には個人差がありますが、一般的に「男性ホルモンの影響」などが主な原因と考えられております。
自分の毛髪を薄くなった部分に移植する治療法、それが「自毛植毛」です。 後頭部の毛髪は、男性ホルモンから生まれる毒素に強く、どんなに薄くなっている人でも、しっかりと残っています。この生命力の強い毛髪を生きたまま移植するというわけです。
「自毛植毛」は、日本ではまだ一般的ではありませんが、その安全性と確実性への評価は高く、薄毛に悩む一般の方々への普及が大いに期待されています。
この部分の毛包の中(①)は「5アルファ還元酵素」(5アルファリダクターゼ)の濃度が高く、男性ホルモンが分泌されると毛包の中でこの酵素と結びつき「DHT毒素」が生成されます。この毒素で血管が収縮することにより、毛包が破壊され頭髪がしだいに細くなり、やがて成長が止まってしまいます。
後頭部(②)の毛包は男性ホルモンの働きを阻害するようにプログラムされているため、ほとんどの人の後頭部は永続的に毛髪が生え続けます。そして、他の場所に移植しても同じように生え続けることが証明されています。